9月30日(水)HMV&BOOKS TOKYOにて「『人狼ゲーム マッドランド』DVD発売記念 トーク&お渡し会」が開催され、主演を務めたSUPER☆GiRLSの浅川梨奈が出席した。
桜庭ななみ、土屋太鳳など女優の登竜門と言われている『人狼ゲーム』シリーズ。本作は第6弾となり、今や映画やドラマに引っ張りだこでもあるSUPER☆GiRLSの浅川梨奈が主演を果たした。
-演じた小池萌について。
浅川「萌ちゃんはあんまり自分の想いを強く出す子じゃないので、最後の夜になったときのあのシーンでやっと自分の気持ちだったり、私の最後のシーンで萌ちゃんの本心が滲み出たのかなと思いますね。難しかったんですけど、監督といろいろ相談させていただきながら少しずつ萌ちゃんを作っていって、萌ちゃんを自分の中に落としていく作業がすごく楽しかったです。今後の糧になるような経験だったなと今でも思っています」
-目にすごく力が宿っていて、無表情の浅川さんを楽しむことができますね。
浅川「初日の投票で誰も死んでいなかったって萌ちゃんが気づいたときに、テレビ画面を見て起き上がるシーンがあるんですよ。誰も死んでないから私が守った人は人狼じゃないんだってわかったときの表情が監督にすごく褒められて。こんな目できるんだ、こんな表現ができるとは思わなかったって言われて。あんまり褒められる人間じゃないから、どうしたらいいかわからなくて。なので、そう言っていただけたのはすごく嬉しかったですね」
-目力すごいですもんね。
浅川「私の尊敬する女優さんが戸田恵梨香さんなんです。戸田恵梨香さんの目の演技力、目で伝える力がすごいなって思っていて。そういうところを褒めていただくとすごく嬉しいです」
-初日舞台挨拶は330人収容の劇場が満員でしたね。
浅川「立ち見の方もいたんですよね。立ち見は人狼シリーズ初って聞いて。他の共演者の力や演技力、誰がとかじゃなくみんなで作った作品が今までで1番の集客だって言ってもらえたのはすごく嬉しかったですね」
-主演という立場で超満員のお客さんを見た感想は?
浅川「直前まで監督やスタッフの方々に、人狼シリーズの舞台挨拶は今まで満員できてるからって言われて。これもし空席あったらどうしようってすごく不安でしたね。ただ、Twitterとかに立ち見席販売っていうのがあったので、立ち見ってことはもう売り切れているのかなって思ったりしたんですけど、いざステージに出ると本当に一面人だらけでしたね。本当に嬉しかったですし、ありがたかったなって思います。私は男性ファンが多いので、男性キャストファンの女性の黄色い声援や熱量がすごく新鮮でしたね。」
-他のメンバーやアイドルさんたちから映画を観た感想は?
浅川「上映最終日にSUPER☆GiRLSのメンバー7人で、横1列に座席を取って観に行きました。その日、私は観に行く予定じゃなかったんですけど、メンバーみんなが観に行きたいって言ってくれて。メンバーが出演する映画を横1列で観るのが夢だってみんなが言ってたんです。レイトショーの時間なので中学生メンバーは来れなかったんですけど、年上のメンバーたちと映画を観ましたね。自分はストーリー知っているからこの後の展開とかわかるんですけど、隣で観ているメンバーは投票のシーンとかで顔を覆っていたりしていたので、にやにやしていました」
浅川「仲のいいベイビーレイズJAPANの高見奈央ちゃんが忙しい合間をぬって平日に観に行ってくれましたね。あとは、HKT48の矢吹奈子ちゃんがわざわざDVDをレンタルしてくれて。家で観たっていうツイートを見て、なんだこの天使はって思いました。愛が溢れましたね。かわいいんですよ」
-撮影中の印象に残ったエピソードはありますか?
浅川「撮影期間が1週間しかなかったので、キャスト同士がこんなに仲良くなれるとは思わなかったです。女子に関しては初日から裸同士の付き合いだったんで。泊まった場所が撮影場所とまったく同じ場所で、映画に登場するあの部屋と同じところに泊まっているんです。私この作品の撮影以降ブラウン管のテレビを見るのが怖くなりましたね。松永有紗ちゃんと同じ部屋で、毎晩人狼がくるんじゃないかと思って、絶対に鍵を閉めて寝るっていうのが日課でした。数時間空き時間があって寝てたんですよ。5分前になっても部屋から出てこないからスタッフさんがノックをしに来たんですけど、その音がびっくりして2人共バッと起きましたね」
-アイドル活動との両立はどうですか?
浅川「演技をすることがすごく楽しいです。その役を演じることによって、その役のことを一生懸命考えることによって、浅川梨奈という人間だったら絶対に経験しない感情や気持ちを学ぶことができますね。台本を読んでいる時間が1番好きです。アイドルって楽曲によって雰囲気や表情を変えたりするんですけど、昔から意識してやっていて。アイドル活動で培ってきたのを演技でも活かされているかなって。逆に演技をやらせてもらうことによって、アーティスト写真の撮影とかでどのレベルまで笑ったら大丈夫か、あのとき演じた役はどういう風に笑っていたかなとか、今の自分に落とし込めていますね。この1年でヤンキーやって麻雀打ってバイク乗ってタバコ持って人を殺して、男の子に囲まれた女の子になったと思えばシングルマザーになって。いろいろやらせてもらえて楽しいです」
-再来年20歳ですが目標はありますか?
浅川「正直20歳の自分がどうしているのか想像がつかないです。でも、20歳のときの自分はやりたいことを一生懸命やれていればいいなと思っています。辛いことももちろんあると思うんですけど、自分が辛いと思っているから辛くなるんじゃないかと。どんなお仕事でも自分が楽しいって思うことができたら、何でも楽しくなるし周りも楽しんでもらえると思います。周りの方と笑っていられるような、そんな20歳になれていたらいいなって。ここ数年で自分が将来どうなっていきたいのかっていうのが固まってきてはいます。いずれSUPER☆GiRLSを卒業するときがくると思うんですけど…そこだけネットニュースにするのはやめてくださいね(笑)パソコンのカタカタやめてください(笑)まだ辞めませんよまだ辞めませんよまだ辞めませんよ。大事なので3回言いました(笑)いずれ卒業するときに、アイドルとして経験してきたことを経て大きくなっていけるようにと。私は女優さんになりたいなって想いが強くなっているので、今の経験を活かしていろいろな作品に出演できるようになっていればいいなって」
-最後にメッセージをお願いします。
浅川「男女10人が死にものぐるいで何があっても生き延びようという、人間の強さや汚い部分だったりとかが垣間見える作品だと思います。1度のみならず、いろいろな見方をしていただけたらなと。このDVDを家宝にして墓場まで持ってくれたら嬉しいなと思います。お友だちに布教活動を頑張っていただけたらなと。1人5枚は買ってください」
映画『人狼ゲーム マッドランド』公式サイト
浅川梨奈公式Twitter
記事・撮影/瀧澤 唯
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