ライブレポート

はっちゃけ隊 from PASSPO☆「緊急会見!~はっちゃけ隊解散してませんからあああああああ!~残念!」@渋谷GARRET

2019年3月15日(金)はっちゃけ隊 from PASSPO☆が渋谷GARRETにて「緊急会見!~はっちゃけ隊解散してませんからあああああああ!~残念!」を開催しました。




オープニングははっちゃけ隊の記者会見から始まり。DJ FUJIKI(藤本有紀美)には「ハワイに移住したって本当ですか?」、ザイアンには(安斉奈緒美)には「結局のところ何人だったんですか?」、元さんには(森詩織)「解散したら大工に戻るって本当ですか?」との質問が飛び交い、「事実ではございません」「ご想像にお任せいたします」「報道にあったとおりでございます」と実際の記者会見のように回答していきます。

ここでカリスマ(岩村なちゅ)に「5kg痩せたって本当ですか?」の質問に、カリスマは「じじじ事実です」としどろもどろな様子。

最後の質問は「はっちゃけ隊、解散したって本当ですか?」の質問には4人全員で「はっちゃけ隊、解散してませんから~!残念!」と声を揃え、いよいよライブが始まり。




はっちゃけ隊の代表曲でもある「気分はサイコー!サイコー!サイコー!」が始まれば、会場は久しぶりに見る4人のステージパフォーマンスに大熱狂。また4人も久々のステージになんとも楽しそうな様子。2番のAメロではDJ FUJIKIの声が出ていなく、ザイアンが「残念」と突っ込みを入れていたのが印象的でした。

「はっちゃけセンセーション」ではカリスマは相棒のタンバリンを持ってパフォーマンス。”Yeah!!!Yeah!! Yeah!!”と”Woh!!Woh!!Woh!!”の場面では応援隊がコールをしやすいように、カリスマを始め、メンバーがYeah!!×3”と”Woh!!×3“が書かれたボードを掲げます。歌詞には”根岸んちのマンション”と、PASSPO☆クルー(PASSPO☆メンバーの呼び名)が登場するのも印象的。間奏ではコールアンドレスポンスもあり、会場は大盛り上がり。元さんとザイアンはダンボールで作られたギターを奏でる場面があったりと、楽しめる要素が満載な1曲に仕上がっています。




MCではDJ FUJIKIが「みんな(応援隊)は最近何してたんだろうね」とPASSPO☆解散後のパッセンジャー(PASSPO☆ファンの呼び名)や応援隊の様子が気になるとのこと。ヨガやパチスロなど、安斉奈緒美や岩村なちゅの活動に関する話題が挙がります。

ザイアンは「最近PASSPO☆の曲は聞いていますか?みなさん」と聞くと、聞いてないとの返答に声を上げて驚くはっちゃけ隊。DJ FUJIKIが「残念!」と言うと、元さんも「残念だよ、それは」とのこと。やたらと「残念」を言う4人ですが、これについて元さんは「今日、間違えたら残念って言うようにしているからね」と説明。

1曲目に披露した「気分はサイコー!サイコー!サイコー!」でザイアンが声がなかなか出ていなかったDJ FUJIKIに向かって「残念」と言っていましたが、これについてDJ FUJIKIは「久しぶりだったから、ゆっきぃ声出ているつもりで意気込んで、1発目歌ったら全然声出てないのね。びっくりしちゃった」と話します。

話題は再びPASSPO☆の楽曲を聞いていない応援隊について。カリスマは「思い出してほしいよね」と話せば応援隊から歓声が上がります。ここからPASSPO☆楽曲をはっちゃけ隊なりのオリジナリティを加えての披露です。




まずは「はっちゃけ少女飛行」から始まり。PASSPO☆のメジャーデビュー曲でもあるこの楽曲を、また聞けるというのは感慨深いものがあるのではないでしょう。イントロから盛り上がりを見せるアレンジがされているのが特徴です。PASSPO☆時と変わらない振り付けは見ていてグッとくるものがあります。間奏でザイアンが「はっちゃけジェット、テイクオフ!」と言い、本来はここでダンボール製の飛行機を出す予定なのですが、どうにも見つからない様子。これにはメンバーが「あれ?ない」「あれ?どこいった?」「無理です、もう」「ごめんさない」と慌てるメンバーが印象的でした。そして、その後にある落ちサビは、PASSPO☆で披露する際もパッセンジャーによる大合唱がお決まり。はっちゃけ隊ではメンバーがまさしく合唱と言えるような高音の声を出して歌うのが特徴となっています。

「はっちゃけViVi夏」ではお笑い芸人の小島よしおのネタを思わせてくれる振り付けが随所に盛り込まれています。PASSPO☆の楽曲では落ちサビは増井みおが担当していたのですが、はっちゃけ隊ではカリスマが増井みおの顔パネルで自身の顔を隠しながら歌唱。”みおみおファイヤー”コールは”カリスマファイヤー”になっているのもはっちゃけ隊ならではです。遊び心抜群の演出を見せてくれるのは、はっちゃけ隊の大きな魅力となっています。

ロックテイストが印象的な「はっちゃけダムダムフリーダム」のイントロでは、風船を爆弾に見立てメンバーが順に回していく演出で会場を沸かせます。「どけどけー」と言いながらバイクで移動しているパフォーマンスは思わずクスっとしてしまうほど。




ここからはソロコーナーに移動します。はっちゃけ隊のライブでは毎回恒例のソロコーナー。今回のテーマは「平成のヒットソングメドレー」を用意。

まずはカリスマが相棒のタンバリンを持ちながら大塚愛楽曲「さくらんぼ」を披露。タンバリンとの相性も抜群で会場を盛り上げます。キュートな恋愛ソングというのもあり、カリスマのかわいいさもしっかりと見れたことでしょう。

2番手はザイアンでSMAP楽曲「世界に1つだけの花」を用意。普段の声のトーンとは違い、やたらと低い声で歌唱するザイアンがなんとも印象的。

3番手は元さんでCHAGE & ASKA楽曲「YAH YAH YAH」を届けます。しかし、途中歌詞が曖昧になり「勇気が愛だと騒ぎ立てずに、ラララ~ララ~ララ~、残念!」と自ら残念を言うという展開もありました。

ラストはDJ FUJIKIでTRF楽曲「survival dAnce ~no no cry more~」で会場を沸かせます。DJ KOOを思わせてくれるダンボールDJブースを用意。DJ FUJIKIも歌詞が曖昧になり、自ら「残念」と言う場面もありました。最後にはメンバー全員がステージに登場し、DJ FUJIKIが「ジャ、ジャーン」と締めくくってくれました。




MCではDJ FUJIKIのダンボールDJブースについて。カリスマは「あなたそこに何書いてあるんですか?」と聞くと、DJ FUJIKIは明らかに動揺。カリスマが「歌詞書いてるんですよ、この人!」と暴露すれば、元さんは「森もそれ欲しかったー!もう!頑張って手に書いたけど、全然見えなくて。マジごめんって感じだったのに“ゆっきぃはカンペあるから大丈夫だよ”って言ってたのに間違えたから、ちょっとな」と話されていました。

MC後は「君ははっちゃけ隊を好きになる」を披露。この楽曲ならではのコールをメンバーがボードに書いており、DJ FUJIKIがタイミングを合わせてめくっていきます。初めてのかたでも参加しやすいのと同時に、かなりおもしろいコールの内容は笑いが必然となります。1度聞いてみたら、はっちゃけ隊のおもしろさの虜になり、好きになること間違いありません。間奏では寿司のネタが書かれたボードをDJ FUJIKIが持ち、ザイアンが順番に言っていき、DJ FUJIKIが順番にめくっていきます。終盤には玉子が連続で続き、そのあとは玉子から玉井、玉井杏奈に変化。この玉井はPASSPO☆クルーの玉井杏奈。

はっちゃけ隊の曲にはこのように、はっちゃけ隊以外のPASSPO☆クルーである根岸愛、増井みお、玉井杏奈の話題やネタも盛り込まれているのが特徴です。

ラストは4人全員が中央に集まり、紙テープを客席に投げ込みフィナーレ。最初から最後まで、飽きることなく楽しませてくれるはっちゃけ隊のセンスはさすがのもの。

ここで「はっちゃけマテリアルgirl」がくれば盛り上がりは必然。なかでもサビの振り付けはとても真似がしやすく、数えきれないほどのペンライトや指が上がっており、会場が1つになるとはまさにこのこと。間奏では元さんが太陽のパネルを顔にはめて、3人で元さん高く掲げます。

MCではDJ FUJIKIが「ちょっとステージ上の寿司、回収しまーす」と話せば元さんは「その紙いります?玉井いります?玉井全然あげますよ。玉井プレゼントで」と応援隊に玉井杏奈をガンガン推していました。




ライブもいよいよ終盤戦。

「祭りを呼ぶ漢」はお祭りソングと言わんばかりに、歌詞やメロディーもその要素が豊富に盛り込まれています。メンバーもうちわを持ってパフォーマンスをしたり、会場を沸かしていきます。間奏ではダンボールで作られた神輿が登場するのですが、なんと客席からも神輿が登場。応援隊も神輿を作成してきたとのことで、これにはメンバーも驚きの表情を浮かべていました。

「ハイテンションエモーション」ではサビで上下に掌を振るというのもあり、真似る応援隊が続出。実ははっちゃけ隊はサングラスをかけてパフォーマンスをするため、素顔を見ることがほとんどできません。ですが、この曲では一瞬だけサングラスから素顔を覗かせてくれます。推しメンの素顔を見れる貴重な一瞬は見逃し厳禁です。”グサグサグサグサっと”バクバクバクバクっと”では身体全体で表現したり、間奏では元さんがカリスマに抱っこしてもらったりと、見どころ満載。この曲ではラストにダンボールで作られたMr.ビーンを1人だけ手に入れることができ、この日じゃんけんに勝利したのはザイアンでした。

「Born this うぇ~い」はタオルが必要不可欠な1曲。間奏ではカリスマがDJ FUJIKIのお尻を叩くという、思わず笑えるパフォーマンスは必見。その後はタオルを縄跳びに見立て、カリスマとDJ FUJIKIが縄回しをし、元さんとザイアンが中央で飛びます。この日は最後まで見事に飛びきりました。




MCではザイアンが「最後はもう1曲歌いたいなと思いまして。私たちの想いを込めて、日本の未来は明るいと信じて、ここにいるみなさんと一緒に歌いたいと思います」と次の曲について説明。

ラストはなぜかゆず楽曲「栄光の架橋」で締めくくります。これには応援隊からも笑いが起きるほど。歌い出しを担当するDJ FUJIKIの声が早速出ていないことに、これまた会場から笑いが聞こえてきました。サビではメンバー、そして応援隊による大合唱。ザイアンが「みなさん今日はお越しいただいてありがとうございます。渋谷は明るい。日本の未来は明るい。波多陽区の未来も明るい」と珍名言が生まれるという、さすがのはっちゃけ隊。会場は文字通り1つになっていました。

最後の挨拶は必ずサングラスを外して素顔を見せるのが鉄則。これには応援隊から「かわいい!」「かわいいよー」の声が続出。




そして応援隊からの「はっちゃけ隊で、はっちゃけたーい!」のコールで再び登場したはっちゃけ隊。今回新たに発売された新Tシャツを身にまとっており、新Tシャツについて説明。全面にはHCKTの文字、背面にはshibuyaの文字が入っているのですが、カリスマが「ザイアンあえて裏側で着てるの?」とshibuyaの文字を前にして着ているザイアンに聞くと、ザイアンが「あっ、間違えた!」とのこと。しかし、思いのほか合っているというのもあり、これには他のメンバーも大盛り上がり。

ザイアンから「DJ FUJIKIさんの煽りが聞きたいなと」の言葉から、DJ FUJIKIが「応援隊ー!」と煽ったところ、元さんは「追いたい?」カリスマは「終わりたい?」と聞こえにくかった模様。改めてDJ FUJIKIは「今日は楽しかったかー?次いつ会えるかわからないぞー!だからー、次が最後の曲!」というグダグダな煽り、元さんから「下手くそだよ、お前」と指摘を受けます。DJ FUJIKIは「10年目なんだけど、ブランクがありすぎたか」と話すと、元さんは「そんなねえよ!半年ぐらいだわ」と突っ込んでおり、はっちゃけ隊らしいMCとなりました。




そして、アンコールは「気分はサイコー!サイコー!サイコー!」で締めくくります。ここで応援隊からのサプライズで黄色、オレンジ、赤、青の4色のペンライトで光輝きます。これにははっちゃけ隊も嬉しさと驚きの表情が入り混じります。この日、渋谷で1番熱かったのは、いや日本中で1番サイコーな場所は間違いなくこの場所だったでしょう。

解散していないのとこで、3月15日=サイコー!の日にワンマンライブを開催したはっちゃけ隊。今後のはっちゃけ隊の動向も見逃せません。



はっちゃけ隊 from PASSPO☆
「緊急会見!~はっちゃけ隊解散してませんからあああああああ!~残念!」@渋谷GARRETセットリスト

M-01.気分はサイコー!サイコー!サイコー!
M-02.はっちゃけセンセーション
M-03.はっちゃけ少女飛行
M-04.はっちゃけViVi夏
M-05.はっちゃけダムダムフリーダム
M-06.さくらんぼ/大塚愛(カリスマ)
M-07.世界に一つだけの花/SMAP(ザイアン)
M-08.YAH YAH YAH/CHAGE & ASKA(元さん)
M-09.survival dAnce ~no no cry more~/TRF(DJ FUJIKI)
M-10.君ははっちゃけ隊を好きになる
M-11.はっちゃけマテリアルgirl
M-12.祭りを呼ぶ漢
M-13.ハイテンションエモーション
M-14.Born this うぇ~い
M-15.栄光の架け橋/ゆず

E-01.気分はサイコー!サイコー!サイコー!

はっちゃけ隊公式Twitter
PASSPO☆公式サイト
PASSPO☆公式Twitter

記事/瀧澤 唯
撮影/山本ヤスノリ

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