ライブレポート

愛乙女☆DOLL「愛迫みゆ卒業ライブ~最後の、、愛言葉はらぶ&みーたん♡ ~」@TSUTAYA O-EAST

2019年7月1日(月)愛乙女☆DOLLがTSUTAYA O-EASTにて「愛迫みゆ卒業ライブ~最後の、、愛言葉はらぶ&みーたん♡ ~」を開催しました。愛乙女☆DOLL結成時からの初期メンバーとして活動してきた愛迫みゆ。愛乙女☆DOLLとして活動してきた約8年間の活動に終止符を打ちます。




卒業ライブは愛乙女☆DOLLのは始まりの曲である「GO!! MY WISH!!」からスタート。愛乙女☆DOLLの愛迫みゆはここから始まったと言っても過言ではありません。最初にこの曲を持ってくるというのは、DOLLER(愛乙女☆DOLLファンの呼び名)にとっても感慨深いではないのでしょうか。落ちサビは愛迫みゆが歌唱するのですが、会場は愛迫みゆの担当カラーであるピンクのペンライトで染まっていたのがなんとも印象的。

「ビターチョコ・バレンタイン」は愛乙女☆DOLLのライブでも披露されることが多く、ライブの盛り上がり鉄板ソングでもあります。序盤にあるみーたん(愛迫みゆのニックネーム)コールは、まだライブが始まって10分も経っていないと思えないほどの声量。既に会場は文字通り一体感に包まれていました。




MCでは佐野友里子が「今でも本当に夢みたいな感じで」と愛迫みゆの卒業に実感がわかない様子。愛迫みゆは「お気づきの人もいるかもしれないんですけど、今日はシングル順でお届けしております」とのこと。となれば次にくるのはあの曲に決まり。

MC明けは愛乙女☆DOLLのエモーショナルな楽曲であり、人気もある「High Jump!!」。普段は終盤に披露されることも多いですが、今日はシングル順というのもあり、5曲目で披露します。5曲目でこの楽曲がきて、感極まるDOLLERもいたのではないでしょうか。背中を押される前向きな歌詞に注目しながら聞きたい1曲となっています。大サビ直前では愛迫みゆが「本当にありがとう、みんな!」とDOLLERに感謝の気持ちを伝えていたのが印象的でした。




ビジョンには「サヨナラと君が言った」のMVが流れ、愛迫みゆ、日向春菜、そして当時のメンバーであった芦崎麻耶の姿が映し出されます。これにはDOLLERからも歓声があがるほど。MVにも拘わらず、会場からはクラップが起こるほどでした。

MV後、なんと芦崎麻耶が登場し愛迫みゆ、日向春菜と共に「サヨナラと君が言った」を披露。当時のメンバーが揃ったこの演出に、会場に集まったDOLLERは大興奮。芦崎麻耶の担当カラーでもあった紫のペンライトも会場内に見られ、当時を懐かしむDOLLERも多かったことでしょう。

ステージに佐野友里子、佐倉みき、太田里織菜が合流したところで、この日限りの6人で「セツナツ、ダイバー」を届けます。芦崎麻耶が当時の歌唱パートを担当すれば、会場からはまややん(芦崎麻耶のニックネーム)コールが起こるほど。愛乙女☆DOLLのサマーソングというのもあり、会場はさらなる賑わいを見せていきます。

ここでMCには芦崎麻耶も合流。5年振りにステージに立ったという芦崎麻耶は「1日限定の愛乙女☆DOLLになりました」とのこと。当時、本人が着ていた衣装というのもあり、愛迫みゆや佐野友里子は「当時と変わらない」と芦崎麻耶を絶賛。芦崎麻耶は節目のライブなどによく来ているというのもあり、愛迫みゆは「だから久しぶりとかじゃないんだよね。楽屋とかめっちゃ馴染んでいて」と話をしてくれました。




衣装チェンジをして登場した彼女たちが次に披露するのは「カレンダーガール」。2018年3月に開催された「Lovely Fighter!!~Road to “Brand-New-Stage”~7つの星が描く軌跡vol.12折り返し1周年SP!リクエストライブ♪」では見事第1位を獲得した人気楽曲でもあります。随所にかわいらしい振り付けがあったり、メンバー同士でハグやハイタッチをしたりする箇所があり、見所満載な1曲に仕上がっています。

「ラブリー☆メラメラサマータイム」ではステージに作られた上のステージに移動。イントロではメンバーがいつもとは違う動きを見せたりと、なんとも楽しそうな様子。スピード感あるアップテンポナンバーというのもあり、暑さを吹き飛ばす夏ソングとはまさにこのことでしょう。

壮大なスケールを感じさせてくれる「夜明け前、虹が差す」ではサビの振り付けを真似るDOLLERが続出。愛迫みゆの「みんな一緒に踊ってー!」がまさしく合図。間奏では愛迫みゆと太田里織菜が華麗なダンスで魅了すれば、その後は5人全員で息の合ったパフォーマンスを見せてくれました。

エモーショナルな楽曲でもある「BRAVER」は、心に響く歌詞にぜひとも注目して聞きたい1曲。サビでメンバーが高々と腕を上げれば、DOLLERも自身の腕や持っているペンライトを掲げます。愛乙女☆DOLLとDOLLERが1つになっているのは間違いないでしょう。サビ終わりにメンバーが中央に集まり、掌を前に差し出してから拳を握りしめる姿には、彼女たちの強い決意を感じざるをえません。間奏では日向春菜、太田里織菜、佐倉みき、愛迫みゆと佐野友里子が順番にレベルの高いパフォーマンスをして会場を魅了。




ここ愛迫みゆがソロで登場し「NEVER ENDiNG DOLLY」を歌唱。激しいダンスパフォーマンスもある、ロックナンバーに仕上がっています。曲中には「今日は本当に愛迫みゆ卒業ライブ来てくださりありがとうございます。本当に8年間、みなさんのおかげで幸せな毎日でした。これからの愛迫みゆも、ソロシンガーとして武道館に立てるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と決意表明を感じさせてくれる言葉をくれました。DOLLERからは愛乙女☆DOLLから旅立つ愛迫みゆの背中を押すかのような、優しくも力強いクラップや声援が送られていました。

「永遠グローリー」「Brand-New-World」とアップテンポナンバーを2曲連続で届けたところで、次はミディアムバラードナンバーである「タイムカプセル~2年後の僕へ~」を歌唱。卒業する愛迫みゆ自身と重なる歌詞というのもあり、曲中思わず言葉を詰まらせてしまう場面もありました。

本編ラストの曲は「DECADE」で締めくくります。愛迫みゆを中心に横1列で並び歌唱していきます。歌詞には愛乙女☆DOLLの歴代楽曲名が入っているのも特徴。サビからはメンバー全員で肩を組みながら歌唱するも、必死に涙をこらえるメンバーの姿もそこにはありました。実は歌詞にはメンバーの名前が含まれており、自身の名前がある歌詞をメンバー自身が歌っていきます。落ちサビを歌っている愛迫みゆの後ろには、その姿を見守るメンバーの姿。愛迫みゆは感謝を伝えるかのように、メンバーのほうを向いて一礼をします。

ラストに愛迫みゆは「最初から楽しくて全然実感なかったんですけど、後半につれて実感がわいてきて、8年間みんなのおかげで本当に楽しかった毎日でした。愛乙女☆DOLLに出会ってなかったら、私は今頃何をしていたんだろうなと思います。こうして歌が好きだということ、愛乙女☆DOLLを心から愛せたこと、本当にみんなのおかげです、これからも私は愛乙女☆DOLLを愛していきますので、みんなも愛乙女☆DOLLのことを応援してください。そして私も、ソロとして歌を歌い続けていきますので、ぜひ見守ってくれたら嬉しいです。本当に最高の8年間をありがとうございました」との言葉をくれました。




アンコールでは愛迫みゆがソロで登場し「アイコトバ-Baby’s breath-」を届けます。自身の担当カラーであるピンクのドレスを身にまとった彼女の姿に会場に集まったDOLLERは見入るほど。集まったDOLLER、応援してくれたDOLLERに向けて感謝の気持ちを伝えるかのように歌い彼女の姿はなんとも印象的でした。

ここでステージには元メンバーの芦崎麻耶を含めた、メンバーが登場。DOLLERによる花束、愛乙女☆DOLLの衣装を着たシェリーメイ、卒業を祝う大きなケーキ、DOLLERからのメッセージカードが書かれているアルバムなど、多数のプレゼントが贈られていました。

「エアプレーン」で再び曲披露に戻ります。愛迫みゆが「ペンライト!」と言うと、心優しくDOLLERがメンバーにペンライトを差し出す光景はなんとも微笑ましいもの。メンバーが持つペンライトの色はもちろんピンク。そして会場にも数えきれないほどピンクのペンライトが光輝き、愛迫みゆの旅立ちを送り出すかのような景色でした。大サビでは会場内の照明がすべて落ち、照らされているのはペンライトの光のみ。ピンク一面の景色がそこには広がっており、メンバーはもちろんのこと、DOLLERにとっても忘れられない光景になったことでしょう。

アンコールはラストは愛迫みゆがDOLLERのために作詞した楽曲「LOVE&PEACE」で飾ります。引き続きピンクのペンライトを持って歌唱するメンバー。8年間の感謝とありがとうの想いを届けるかのように。間奏ではメンバー1人1人がパフォーマンスするというのあり、この曲ならではのメンバーコールがあるのも特徴。“みんなが好きだよ!”と太田里織菜が歌えば、DOLLERからのコールアンドレスポンスもあり、ラストにふさわしい一体感。そして最後はメンバーもDOLLERも好きの気持ちを、この日1番の声量と気持ちをぶつけていました。




ダブルアンコールは「キセキ」から始まり。卒業する愛迫みゆとどこか重ねる歌詞はグッとくるものがあります。サビでは踊るのがお決まりのこの楽曲では、ダブルアンコールというのもありすさまじい盛り上がりを見せます。DOLLERも今まで以上にメンバーにコールを送っていました。佐倉みきが「2番もみーさんコールお願いします」と声を掛ければさらなる盛り上がり。

愛迫みゆは「最後は笑顔で終わりたかったので、すごく楽しく終われました。愛乙女☆DOLL大好きでした。これからもずっと愛乙女☆DOLLを大好きでいたいと思います。私がいたこともみなさんに忘れないでいただけたら嬉しいです。私もこれからいろいろな活動を続けていきます。これからも愛迫みゆは続けていきます。でも、本当に今日で愛乙女☆DOLLの愛迫みゆは最後なので、本当にこんなたくさんのかたに見守っていただいて終われて幸せ者です。本当に8年間をありがとうございました」と挨拶。

多くのDOLLERたちに見守れながら、愛迫みゆは愛乙女☆DOLLから旅立っていきました。



愛乙女☆DOLL
「愛迫みゆ卒業ライブ~最後の、、愛言葉はらぶ&みーたん♡ ~」@TSUTAYA O-EASTセットリスト

M-01.GO!! MY WISH!!
M-02.ビターチョコ・バレンタイン
M-03.Paradise in the summer
M-04.蒼い空を望むなら
M-05.High Jumo!!
M-06.サヨナラと君が言った(愛迫・日向・芦崎)
M-07.セツナツ、ダイバー(愛乙女☆DOLL・芦崎)
M-08.Bargain girl
M-09.カレンダーガール
M-10.Heatup Dreamer
M-11.ラブリー☆メラメラサマータイム
M-12.光のシンフォニー
M-13.夜明け前、虹が差す
M-14.BRAVER
M-15.NEVER ENDiNG DOLLY(愛迫)
M-16.相対性理論
M-17.永遠グローリー
M-18.Brand-New-World
M-19.タイムカプセル~2年後の僕へ~
M-20.DECADE

E-01.アイコトバ-Baby’s breath-(愛迫)
E-02.エアプレーン
E-03.LOVE&PEACE

WE-01.キセキ
WE-02.LOVE♡BEAM

愛乙女☆公式サイト
愛乙女☆DOLL公式Twitter

記事/瀧澤 唯
撮影/山本ヤスノリ

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