11月23日(木・祝)prediaが日本青年館にて「predia 7th Anniversary Tour FINAL」を開催しました。この日のチケットはSOLD OUT。
パーティーがまさしく始まるかと言えんばかりのオープニング。ステージセットにある階段を巧みに使い、10人という人数を活かした。
ステージ中央に10人が揃えば、最新曲の「Ms.Frontier」でライブは幕開け。沢口けいこ初センター曲というのもあり、本人も自信に溢れた表情だったのが印象的だった。
「Crazy Cat」はステージセットにある階段を使用し、メンバーが縦に並んだ状態からスタート。セクシーな動きで大人アイドルの魅力をさらにかきたて、会場を魅了させてくれた。
曲が終わるとすぐさまに「禁断のマスカレード」に突入すればファンの興奮度もグッと上がる。その興奮が声援に反映されており、会場の熱気は凄まじいものになっていた。大人アイドルのかっこよさを詰め込んだこの楽曲では、メンバーの力強いパフォーマンスに圧倒される。大サビ直前にある湊あかねのパワフルな歌声には、鳥肌が立つほどだった。
「ギリラブ」は大人アイドルならではのキュートさを全面的に感じさせてくれる1曲。楽曲の最後に男性役の湊あかねが、残り9人のメンバーからパーフェクトクイーンを選ぶのがこの曲1番の見せ所。日本青年館という大舞台で選ばれるのは誰かと、誰もがドキドキとワクワクに包まれていただろう。そして、運命の瞬間。この日は9人の美女がステージに散らばり9人が「My name is Perfect Queen!」と日本青年館に轟かせた。ちなみに、沢口けいこのポーズが出演中のラジオ「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」から生まれたグループ、オッド・アイのポーズだったのがなんとも印象的。
「夜想曲~赤い残り香の誘い~」では序盤からメンバーからの煽りも入り、会場のボルテージをガツンと上げていく。ファンも完売の日本青年館、そして結成7周年当日のprediaを祝うかのように、この上ない大声援を送っていた。
「Mid9 Luv」がくればサビでメンバーと一緒に踊るのはもはや恒例。その光景を見つめながらパフォーマンスするメンバーの表情は自然と笑顔が溢れていた。会場からは温かなクラップとメンバーコールに包まれていた。まえだゆう、青山玲子、水野まい、松本ルナの4人はステージ中央にある階段に座ってパフォーマンスしたり、メインボーカルの湊あかねと村上瑠美奈は2階に移動してパフォーマンスをするなど、ワンマンライブならでは演出で会場を沸かせる。スタイルや脚がきれいとの定評もあるprediaが見せてくてる階段でのパフォーマンスは、見る者を魅了させてくれる。
バラードナンバー「Tears Again」では湊あかね、村上瑠美奈、桜子の3人で見事な歌声を届ける。アイドル界の中でも抜群の歌唱力を誇るpredia。この3人が奏で極上のハーモニーに、会場中の誰もが耳を傾けていた。
ここで先程の3人を除いた7人が衣装チェンジをしてステージに現れる。パーティーの準備をしているその演出は、また新しいパーティーが始まるかと予感させてくれる。
衣装チェンジをした湊あかね、村上瑠美奈、桜子も合流し、その流れから「Close to you」に突入するのが見事な流れだった。先ほどのパーティー準備中に流れていたBGMと「Close to you」のイントロの相性は抜群。
「Close to you」は最新曲の「Ms.Frontier」」のカップリングとして収録され、今ツアーでは欠かせない1曲となっている。大人アイドルのかわいらしさとポップさを兼ね備えた本楽曲は、聞いていると思わずリズムを取りたくなってしまうほど。サビでの振り付けは思わず一緒に踊りたくなるもので、メンバーと共に踊っているファンがあちこちに見られた。
青山玲子から「さっき着替えるときに全部弾け飛んでね」という言葉があり、実はよく見るとトップスの衣装はいつもと違うもの。メンバーから肌着や半裸などの突っ込みもあり、林弓束からは「エッチだよ」との言葉があれば、岡村明奈からも「エッチだね」と続く。この日はニコニコ生放送の生中継も入っており、青山玲子から「みんな見てる?玲子半裸だよ」と話しかければ会場は笑いに包まれた。沢口けいこからも「本人くらいは否定して」との突っ込みも入るなど、和やかな雰囲気でMCは進行。
7周年というのもあり、林弓束から「桜子と私が一緒に住んでいたっていうの知らない人いるんじゃない?」と話せば、桜子から「ごめんね、多分ここにいる10割どうでもいいと思っている」との返しに会場は笑いと拍手の嵐となった。
また青山玲子から「あかねん(湊あかねのニックネーム)ってさ、副リーダーだったのって知ってた?」から話はさらに膨らむ。
沢口けいこから「私さ、あかねんから怒られたことあるの。6年前ぐらいだっけ?本当に私が腐ってたときで。あかねんからそのままじゃダメだよって私に電話してくれたの。私がちょうどたまたまレッスンを休んでいたときに」と話せば、林弓束から「いや、サボってたでしょ」との突っ込みが入る。
沢口けいこから「たまたま家にいたんだけど、あかねんから着信があって。怖すぎてシカトしたの。その後、事務所の番号から電話かかってきてマネージャーさんだと思って出たら『あかねだよ』って。その後に怒られて『変わるから』って言われて、えって思ったら『あっきーだよ』って」と話せば、岡村明奈という人物がどういう人物かわかっているファンたちからは笑いが思わず起きた。いつもニコニコでprediaの癒やしでもある岡村明奈が怒るというのは想像がつきにくい。
⇒predia「predia 7th Anniversary Tour FINAL」@日本青年館(後編)へ
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「predia 7th Anniversary Tour FINAL」@日本青年館セットリスト
M-01.Ms.Frontier
M-02.サテンドールは語らない
M-03.Crazy Cat
M-04.禁断のマスカレード
M-05.ギリラブ
M-06.夜想曲~赤い残り香の誘い~
M-07.ヌーベルキュイジーヌ
M-08.Mid9 Luv
M-09.名もなき白い花は消え逝く
M-10.Tears Again
M-11.Close to you
M-12.Shade of you
M-13.美しき孤独たち
M-14.You’re my Hero
M-15.Dia Love
M-16.壊れた愛の果てに
M-17.Going to Ride
M-18.Melty Snow
M-19.The Call
E-01.Dream Of Love
E-02.Paradise
記事:瀧澤 唯
撮影:山本ヤスノリ
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